コラム

2016/01/26

都立高校入試の仕組み(3)

その3です。

 
■すべり止めは?
色々なパターンがありますが、私立高校が受け皿になります。
内申をもとに、中学校が高校と相談して決まります(12月中旬)。先にも書きましたが、事前に話し合いがついている場合は、よほどのことがなければ合格します。また、「都立併願可」の中学校は、都立の合格発表の日まで入学金等の延納が可能です。

偏差値で60を越えてくると、ほぼ入試当日の点数によって合否が決まります。「私立高校入試」と呼べるのはこの辺りからでしょう。都立の合格発表 まで待ってくれない学校も多いですので、事前に確認をしておく必要があります。最近はボッタクリ批判があるのか訴訟で負けでもしたのか、延納可のところが増えてき ました。

 

■特別選考枠?
簡単に言うと、10%の生徒を内申問わず入れる制度です。
要は、学校での素行はあまりよろしくないが、学力は高い生徒を入れようというものです。
昨年まではありました。

 
今年から、内部で相当揉めたうえ、廃止が決まったようです。
公式アナウンスでは廃止になったのに、やっぱりやるらしいなんて噂が広まって、
5月、6月の塾対象学校説明会でも発表できない状態でした。もう混乱しているさまが目に浮かびます。
「迷子の迷子の都立ちゃん、特別選考ありますか
日比谷に聞いても分からない、戸山に聞いても分からない」状態。

 

それはともかく、今後は通知表の成績が悪いと、学力が高くても都立高校の選択肢が狭まりますので、少し生意気な中学生は注意です。また、国立や私立の中学生は内申が取りにくいことから、都立入試では不利になるでしょう。

 

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