コラム

大手塾はなぜ価格が高いのか?

石神井セミナーはなぜ安いのか?と質問されてしまったので、それに対する答えです。

端的にいえば、販売費と広告宣伝費がほとんど存在しないからです。

 

どこの塾というとマズそうなので、某塾としておきますが、会社の決算をちょっと見てみましょう。

平成283月期の決算を利用しています。

 

大まかに書くと、

 

たとえばA社(個別)

売上高 200億円

販売原価 150億円

販売費及び一般管理費 40億円

営業利益 10億円

です。

 

売上原価のうち、人件費が1/2、教材費が1/6、賃料や水道光熱費が1/3です。

また、販売費等の内訳は、20億が広告宣伝費等、人件費(役員報酬ふくむ)が10億です。

 

 

あるいはB社(ただし連結ベース)

売上高 97

販売原価 65

販売費及び一般管理費 18

営業利益 14

 

内訳は不明です。

 

 

両社とも共通するのは、売上の10%程度は販売費に当てられているということです。つまり、授業料のうち10%は広告費用ということです。もちろん私企業で利益を追求しているのだから、広告費にいくら費用をかけるのはその会社の勝手ですから、取り立てて非難する気はありません。気に入らないけど(笑)。

 

 

さて、わが塾です。

まず、販売費及び一般管理費がほぼゼロ。広告してないし、経理はパソコンがあれば何とかなるし、役員報酬もない(代表が自分で授業をしているため、役員専任の報酬がない)。それだけで、経費が20%浮きますから、当然、価格が低く設定しても成り立つわけです。さらに利益をほとんど追求しなければ、30%程度、価格を下げても何とかなるということですね。

 

 

むしろ逆に謎なのが、大手塾の価格設定です。

というのも、大手塾のようにマニュアルを整備している場合、素人(具体的には学生)でも何とか授業が成り立つようになりますので、人件費が大幅に削減されるはずなのです。専任のプロ講師をフルタイムで雇用した場合、ただでも単価が高いうえ、雇用保険やら年金保険にも加入させる義務がありますから、高コストになる。一方、学生の比率が高い場合は、もろもろの支出が大幅に減らせますから、人件費はかなり圧縮できる。なおかつ、大手塾なんてブラック企業で鳴らしているわけで、相当安く人を使っているはずなのです。

 

たとえて言えば、マックのハンバーガーが1個2000円したら変なわけです(高級黒毛和牛とか使うならともかく)。低価格で一定レベルのサービスを提供できるのが大手塾の強みのはずなのに、授業料が高いというのはちょっと不審ではないでしょうか。とはいえ、その理由はある程度は想像ができます。

 

それは簡単に言うとブランディング戦略です。

つまり、価格を高く見せることで、大したことのないサービスでも高いサービスをしたように思わせる作戦ですね。100円のバナナより〇疋屋の1000円のバナナですよ。塾に通わせるならできるだけ高いサービスを受けたい、その指標になるのが授業料ならば、授業料が高い方が良いサービスが受けれられる、そんな心理を利用しているわけです。

 

高いからと言って品質が高いかどうかは別なのですが、それでも期待はしてしまいますね。

 

でも、大手塾に授業料に見合う価値があるかどうか・・・

そのように錯覚させているのは、売り上げの10%もつぎ込んだブランディング戦略の結果ではないのでしょうか。合格実績の水増しも普通にやってますし。不毛な低価格競争を行って、サービスの質を劣化させることが望ましいとは思いませんが、それにしても余所は授業料がちょっと高いんじゃないかなあ。

 

ということで、石神井セミナーの授業料は当面の間は値上げしませんのでご心配なく。

 

 

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進学塾石神井セミナー
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住所:東京都練馬区石神井町2-33-27
TEL:03-5923-9440
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